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人に飼われるようになったのは、1万数千年前からである。
猫と人との歴史はそれよりも浅く、人間に飼われるようになってから
せいぜい5千年くらいだと言われる。
猫の直接の祖先は、アフリカに生息するリビアヤマネコだというのが
定説である。リビアヤマネコは、性質が温厚で人に馴れやすいそうで、
古代エジプト人が家畜として飼い馴らしたのが最初だと言われている。
◆貯蔵してある穀物を食い荒らすネズミに悩まされていた古代エジプトでは、
ネズミを追い散らし、ハンティングしてくれる猫は非常に有益な動物であった。
猫は穀物を食べないので、ネズミを狙って穀物貯蔵庫に住み着いた猫を、
古代エジプト人は歓迎した。
こうして、ネズミ退治の仕事を与えて飼い始めたのが、人と猫の関わりの
最初だったと伝えらえる。
古代エジプト人は、やがて猫を神として崇めるようになる。飼い猫が死ぬと、
飼い主は眉を剃って喪に服した。富裕層の飼い猫だった猫たちは、
高貴の人間が死んだときと同じようにミイラにされた。

◆古代エジプトでは、猫を海外に持ち出すことは禁じられていたが、
商売目的のフェニキア人たちによって密かに持ち出され、やがて
ヨーロッパ全土に広がっていった。
猫は大人しくて小さくて飼いやすいし、何と言ってもネズミを退治して
くれるので、最初のうちはどこでも歓迎されたようだ。
ネズミは人間の食料を食い荒らし、ペストの原因ともなるので忌み嫌われた。
人が猫に求めるものは、ネズミを寄せ付けないことであった。
猫がいるだけで、その家にはネズミがいなくなるくらいに、猫は、
効果的なネズミ駆除のための存在であった。
船乗りたちはみんな、食料や荷物をネズミに荒らされないために、
猫を船に乗せて航海するようになった。
◆こうして世界各地に広がって行った猫たちは、エジプトから東へ
東へとやってきて、とうとう海を超えて日本に到着する。
日本には、奈良時代に、経典などをネズミの害から守るために、
一緒に船に乗せられて中国から輸入されてきたと言われている。

◆ちなみに、エジプトから始まって中近東の国々と日本を含むアジア
各地では、昔からずっと猫を大切にしてきた歴史がある。
エジプトでは猫は神であったし、中東の国々でも、猫は非常に神聖な
ものとされるし、タイでは、茶色い(黄金色の)猫は神の遣いとされる。
こういう地域にやってきた猫たちは幸せだったが、ヨーロッパに渡った
猫たちは、その後、受難の時代を迎えることになる。
中世のヨーロッパでは猫は悪魔の遣いとされたのである。
◆これは、中世になってキリスト教の勢力が増大してきたためで、
ヨーロッパでは宗教裁判が頻繁に行われるようになり、魔女狩りが
始まると、猫は魔女の手先であるとみなされたためであった。
なぜ魔女の手先とみなされたかというと、猫の持つミステリアスな
雰囲気のせいもあったかもしれない。そしてまた、
魔女呼ばわりされたのは独り暮らしの孤独な女性(また、老女)が多く、
癒しと慰めのために猫を飼っていることが多かったそうだ。
魔女には猫がつきものというイメージは、いつの間にか当たり前の
ようになっているが、猫たちにとってはとんだとばっちりだったわけだ。

◆こうしてヨーロッパでは、俗信や迷信が満ち満ちたそんな暗黒の
時代が長く続いたのである。300年の長きに渡って猫を迫害し続けた
ヨーロッパでは、当然のことに猫の数は激減し、そしてペストが
大流行して、ヨーロッパの人口まで激減する。
猫がいなくなったせいで、ネズミが大発生したのが大きな原因であった。
ところが人間とは勝手なもので、それまで悪魔とみなして散々苛めていた
くせに、ネズミを退治するために猫が役に立つことを思い出した人々は、
今度はこぞって猫を飼い始めたのであった。
ネズミを捕るのが上手な猫には高い値が付いたそうだ。結局、ペストが
静まったのは猫の存在が大きかったのである。

◆猫と人の歴史は、(一部壮絶な事実もありながら)、こうして現在に至る。
ヨーロッパでも、猫に対する見識が少しずつ復活してきて、ペットと
しての地位を確立してきたのは19世紀になってからである。
1871年に、イギリスのロンドンで世界初のキャットショーが行われたが、
彼の地の猫愛好家たちは、パッとしないイギリス産の猫に対して、
東洋産の猫たちのあまりのすばらしさにショックを受けたという。
ヨーロッパでは猫の迫害の時代が長く続いたために、猫の種の保存は
おざなりにされてきたのに対し、中近東各地、アジア各地では、猫は
ずっと大切に扱われてきた。
東洋では、宗教の争いごとに猫が巻き込まれることはなく、猫たちは、
勝手にネズミ捕りの仕事をしながら、本来の自由気ままな性質のままに
のびのびと暮らせたと言える。
◆例えば犬は、多くの使命があるために、その目的によって
人の手で品種改良を繰り返され、本来の姿とは異なってきているけれど、
猫たちは、ネズミを捕らせるということ以外は野放し状態だったので、
飼い猫といっても、比較的自由に本来の習性のままに暮らすことが
できたと言える。
人も、ネズミを捕ること以外は期待しなかったのだろう。このためか、
猫は他の家畜と違って、最も野生の原型を残していると言われている。

(neko zatsugaku sp3--yumeneko note)
猫の毛模様は、特定の遺伝の法則があると思いますが
他の動物に比べても、とても種類が多くて多種多様ですね。
はっきり、縞模様とは言ライムヒョウ柄猫初めまして。
猫の柄について検索していてたどり着きました。
うちの猫は、縞とブチが混ざっています。
頭と四肢は縞々ですが、腹はブチ、肩とわき腹からお尻にかけ龍姫春の使者★yuiさんへ症状の出方も、軽い症状から重い症状の人まで、
それぞれみたいですね。この友だち、数年まえは、
「目玉を取り出して洗いたい」とホラーなことを言っていたくらい
なのライム春の使者思わずにんまりライムさん。こんばんは。
わたしは今年の花粉症は楽です(^^)
お友だちと同じく、11月からインフル対策のマスク、そのまま花粉症マスク、ここ数日は風邪の咳マスクですyui春の使者★ペンペンさんへペンペンさんも、花粉症との付き合い(?)が
長そうですね(^^;
最近は、気象情報で花粉の飛散状況を聞くと、必ず
この友人とペンペンさんのことを思い出します(笑)
ライム春の使者★moeちゃんへ>ある年から突然花粉症になったと言う知り合いもいます
これが一番コワいね。
専門的なことは分からないけど、現代人は多くの人が、
免疫力が落ちているそうだから、ライム春の使者★薫ちゃんへそーそー、招かれざる使者よ(笑)
アレルギーって、突然なることもあるっていうようね。
自分は大丈夫と思っていても、いつそうなるか
分からないのはコワいね~
うんライム春の使者友人さまのお気持ち、よっく、よっく分かります(笑)
私もじつはその行動パターンをたどりましたもの。
最初は「風邪」次に「インフルエンザ」で、最後は?
化粧が面倒ペンペン春の使者ライムさん、こんばん☆わ♪
花粉症、周囲にもけっこういますよぅ。
ある年から突然花粉症になったと言う知り合いもいます。
誰でもいつなるか判らないそうで、恐いですねmoe春の使者春の招かれざる使者♪春の使者つうと麗しい響きがあるけんど
招かれざる春の使者やんね* ̄m ̄)
ソラの友だちが、去年までなんてことなかったんに
どうも花粉症になったかもしれんとびびって薫